「簡単に受け取れる」という誘いに注意
SNSで「保険金を簡単に受け取れる」「手続きを手伝う」と誘われ、保険契約や請求を頼まれることがあります。気軽な副業の案内に見えても、内容が分からないまま進めると、不正請求に関わってしまうおそれがあります。すぐに応じず、まず勧誘の内容を確かめましょう。
日本損害保険協会は、LINEオープンチャットやXなどで勧誘し、複数社の傷害保険に加入させたうえで、実際には負っていないけがを請求させる例を公表しています。「サポート費」として数十万円を先に求められるケースも確認されています。
契約や請求の前に立ち止まる
「必ず受け取れる」「指示どおり書けばよい」と言われても、契約や請求の内容を自分で理解できないまま手続きを進めないでください。事故やけがの状況を実際と違う内容で申告したり、他人の指示に合わせて書類を作ったりすることは避けましょう。故意の不正請求は刑事罰の対象となり、損害賠償責任が生じる可能性もあります。
契約の申込み、請求書類の提出、費用の支払いを求められたら、その場で決めず、契約先の損害保険会社または代理店へ直接確認します。既に申し込んだり請求したりして不安がある場合も、早めに相談してください。公式サイトの窓口を自分で確認し、相手から届いた連絡先だけで判断しないことも大切です。
不審な勧誘を受けたとき
不審な勧誘や指示を受けたときは、保険契約や請求手続きに進まず、警察相談専用電話「#9110」または消費者ホットライン「188」へ相談できます。住宅修理を「保険金で無料にできる」と勧められた場合の確認点は、住宅修理トラブルの記事もご覧ください。
保険の補償や保険金の支払いは契約内容や個別の事情によって異なります。具体的な判断は約款を確認のうえ、保険会社へご相談ください。

参考情報
- 日本損害保険協会「SNS等を通じた保険金詐欺への関与にご注意」(2026年8月7日更新)
- 日本損害保険協会「住宅の修理などに関するトラブルにご注意」(2026年7月31日更新)